浜ちゃん交流戦OK、2軍戦で場外ドカン
<ウエスタン:阪神16−8ソフトバンク>◇3日◇雁の巣
浜ちゃん、帰ってきてくれ。きょうからでもええで! 浜中が2軍ソフトバンク戦(福岡・雁の巣球場)の7回に、左翼場外に推定140メートル弾を放った。優勝した03年の4番打者は、6日の交流戦日本ハム戦で、先発DHとして復帰することが決まっている。5連敗中の1軍はここ3試合ノーアーチ。そのパワーで、虎の危機を救ってや。
今の阪神にはこの放物線が必要だ。浜中の打球は玄海灘からの海風に乗り、ぐんぐん伸びた。高さ15メートルのネットを軽々とクリア。推定飛距離140メートル。雁の巣球場を飛び出した強烈弾が浜中の1軍スタンバイを告げていた。
「久しぶりでしたからね。いい感じになってきたと思います」
2軍ソフトバンク戦の7回2死一塁。左腕篠原の136キロ高め直球だった。それまで死球、見逃し三振、四球、三塁ゴロ(失策)と見せ場がなかったが、最後の打席で文句のない結果を残してみせた。
岡田監督はすでに6日のセ・パ交流戦から浜中を「先発DH」で起用する方針を固めている。この日も「当然考えている。スタメンに入ってくるやろ」とあらためて明言した。折りしも1軍打撃陣はどん底を極めている。和田打撃コーチは「1年も離れているから、すんなりゲームに入ってこられるとは限らない」と慎重だが、5試合わずか1本塁打の現状に、浜中の長打力が待ち望まれている。
4日の2軍戦後に1人で帰阪。5日広島戦(甲子園)の試合前練習から1軍に合流する。
昨年4月に巨人林から放って以来の左腕打ちに「篠原さんはいい投手だから良かったです」と笑顔を見せた。交流戦では特に対左腕の打撃が期待されている。この日の本塁打はチームにも浜中にとっても大きな意味をもちそうだ。
手術した右肩の心配はほぼ消えた。浜中の親友でリハビリも手伝う西宮市の宮川接骨院の岡克己氏は「怖さも痛みもない。打つ方は何の心配もいらない」と太鼓判を押す。4月16日の復帰初打席アーチ以来、打率は実に5割。1軍での大暴れを予感させる要素は、ほぼ出そろった。
[2005/5/4/11:49 紙面から]
写真=浜中はハイタッチでナインを出迎える
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