山田氏「デーゲーム対策は万全だったのか」
<楽天2−1阪神>◇28日◇宮城
デーゲームへの備えは万全だったのか。阪神先発安藤が8回完投2失点ながら今季4敗目を喫した。打線の援護に恵まれなかった面もあるが、日刊スポーツ評論家の山田久志氏は、1、2回の内容の悪さに着目。楽天の拙攻で結果的に2失点にまとめたが、今後を考え、デーゲームにおける先発投手の心構えを説いた。
1−2の1点差負け。先発金田を始め、楽天投手陣を打てなかったことも敗因だろう。金田との今季対戦はおそらくない。しかしデーゲームは今後もある。山田氏は「2失点好投」で自身プロ初の完投をした安藤に着目した。
山田氏「3回以降はいい投球をした。ただ1、2回を2失点で食い止められたのは、楽天の4番トレーシーの貧打に助けられたもの。ワンサイドになってもおかしくなかった」。
安藤は1、2回とも満塁のピンチを背負い、吉岡と高須の適時打で1点ずつ失った。2回までに62球を費やしたように、制球、球威ともなく、楽天にもう一押しされていたら大量失点の可能性があった。
山田氏「体が重そうにみえたな。思うような球がいかないから、慎重になりすぎてボール球も多かった。デーゲームの立ち上がりにはよくあることなんだ。体はどうしてもナイトゲームに慣れているからね。ゲーム当初から集中力を出すには、それなりの工夫が必要なんだよ」。
◆安藤の今季 この日が9試合目の登板。うち先発は8度あり、ナイトゲームが5回、午後3時、同4時開始がともに1回。同1時プレーボールは初めてで、最近5回はすべて夜の登板だった。
山田氏「午後3時、4時開始なら朝は10時まで寝ていられるからまだ楽だよ。1時開始の場合は、遅くとも8、9時には起きないといけない。おれは現役時代、次の登板がデーゲームなら3日前から生活のリズムを変えた。起きる時間からご飯を食べる時間までね。たぶん、安藤もやっていたとは思うけど、この日を見る限りでは徹底できていなかったのかな」。
岡田監督「悪いなりに2点じゃ責められん。しり上がりやっただけに、もったいない2点やった。(コーナーを)狙いすぎてボール、ボールになってしまっていたなあ」。
安藤「(午後1時開始の影響について)そんなこと言っていたら投げられませんよ。(楽天が)3連勝で来ていたから、ていねいになりすぎたかもしれない」。
山田氏「汗をかけば体も気持ちもしゃきっとするが、仙台はまだ暑くないから汗も出づらい天候だった。先発投手だから、試合前にたくさん体を動かすこともできない。だから、体をデーゲームのリズムに慣らしておくことが大切なんだ。今後もデーゲームはある。なぜ立ち上がりに調子が出なかったのか、原因をはっきりさせておきたいね」。【構成=沢田啓太郎】
[2005/5/29/09:48 紙面から]
写真=2回裏無死満塁、安藤は高須に中前タイムリーを打たれマウンド上でがっくり
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