阪神前川、オリ阿部健と電撃トレード!
阪神、オリックスの関西2球団間で電撃トレード成立! 阪神前川勝彦投手(26)とオリックス阿部健太投手(20)の交換トレードが両球団の間でまとまったことが13日、分かった。先発左腕の獲得を目指していたオリックスが前川に白羽の矢を立て、阪神側にアプローチ。阪神は将来性豊かな3年目右腕・阿部健を交換要員とすることで合意した。オリックスは塩谷和彦内野手(31)を交換要員にもう1組のトレード話を進めており、今後、複数トレードに発展する可能性がある。
岡田阪神が仰木オリックスの申し入れを受け入れる、関西2球団の“友情トレード”がまとまった。
セ・リーグの首位を走る阪神は、現状のままでペナントを狙える戦力を保持している。この日、牧田俊洋球団社長(54)が「こちらから積極的に動く可能性はないと思っていただいて結構です」と話したように、今季中のトレードには消極的だった。
逆にオリックスは、リミットの6月中の戦力補強が緊急課題だった。現在3位西武とゲーム差なしの4位につけており、プレーオフ進出のチャンスは十分。観客動員が伸び悩んでいることもあり、3位以内が合併初年度の最低限のノルマとなっている。
戦力的には先発左腕不足に頭を悩ませており、新外国人としてジョシュ・スチュアート投手(26=3Aシャーロット)獲得に乗り出している。並行して、阪神で実力を発揮できていない前川に狙いを定めて接触。将来性の高い阿部健を交換要員とすることで交渉が成立した。
阪神入りする阿部健は、将来性豊かな3年目右腕だ。高卒1年目の03年に初先発初勝利を含む2勝を挙げ、未来のエースと騒がれた。140キロ後半の直球に加え、落差のあるチェンジアップが武器。カーブ、スライダーを交えて、打者のタイミングを狂わせる投球術を持ち合わせている。04年以降はスランプ気味だが、近鉄時代に師弟関係にあった久保投手コーチが、力量を高く評価していたことも阿部健の獲得につながったとみられる。
一方の前川は01年に12勝を挙げた実力派。当時所属していた近鉄のリーグ優勝に貢献したが、その後は年間4勝が最多となっていた。故障などで持ち前の球威を生かせない投球が続いており、特に04年の阪神移籍後は、2年間で通算5試合に登板しただけ。今月7日のオリックスとの交流戦で今季初先発し、3回途中1失点で降板と結果を残せなかった。投手力充実のチームではチャンスも限られていたが、環境が変われば実力を発揮できそうだ。
岡田監督にとって、仰木監督は選手、コーチ時代の恩師でもあり、関係は深い。オリックスサイドは、01年まで阪神に在籍した塩谷を交換要員にさらにトレード話を進めており、今後は複数の交換トレードに発展する可能性もある。
[2005/6/14/09:07 紙面から]
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