代打スペ砲8号2ラン!藤井から3発目
<阪神3−1ヤクルト>◇21日◇神宮
火の車のブルペンを救う援護射撃だ。1−0の6回2死一塁、安藤の代打で登場した阪神スペンサーは、藤井の7球目、125キロの決め球を左翼席に運んだ。
「チェンジアップだね。早いカウントから同じボールを見逃せていた。ずっといい球を投げられていたけど、最後は失投だった。高めに浮いたところをうまく打てたと思うよ」
岡田監督は「大きかったな。1−0のまま(JFKが)4イニングいくのとは全然違う」と最敬礼。これで対藤井の成績は、8打数5安打で3本塁打となった。
この日の「6番右翼」は浜中だった。左投手、対藤井という「指定席」を奪われた。質問の中の「浜中」の言葉に間髪入れず反応した。通訳を介さず「日本語も分かるんだぞ」とニヤリ。そして「起用について、オレはどうしようもない。受け入れるしかない」と静かに言った。複雑な思いをバットに込めた。
桧山との併用策についてはこう語る。「ヒヤマさんは経験も実績もある素晴らしい選手。自分が同じ立場なら大変だと思う。でも2人がうまくやれば、チームのためになるんだからね」。チームの「歯車」に徹する覚悟でいる。正田打撃コーチの指導を素直に聞き入れ、確実性の高い、足を上げないフォームに固定。その成果も発揮した。
「チームは最高の雰囲気だよ。ロードの前は少し不安だったけどね。とにかく安藤を助けたかった」
Vロードに参加できる喜び。昨年の8月とは雲泥の差だ。酒気帯び運転でメッツを解雇された。「本当につらいシーズンだった。ミステイクを犯した。日本では絶対やらないと誓うよ」と真顔で言い切る。
6番打者で打線が途切れがちな05年猛虎打線。その青い目が光れば光るほど、打線の威力は増していく。【柏原誠】
[2005/8/22/09:20 紙面から]
写真=6回表2死一塁、代打スペンサーは2ランホーマーを放つ
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