赤星、プロ入り初の3戦連続猛打賞
<阪神16−1巨人>◇13日◇長崎
金本と今岡のド派手さばかりが目立つが、阪神赤星のしぶとさこそ3夜連続2ケタ得点の源だ。コツコツ単打で今季20度目、自身プロ入り初の3試合連続猛打賞。あの85年の神様バースに並び、02年に今岡がマークした球団記録の猛打賞21回に王手をかけた。
「とにかくつないでいく気持ち。そうすれば金本さんや今岡さんがかえしてくれる。個人個人の役割がしっかりできてて、チームは本当にいい状態ですね」
2回の内野安打が金本の満塁弾を呼び、4回の四球、56個目の盗塁がまた金本の適時打を呼んだ。5回の中前2点適時打はチーム53年ぶりの3試合連続2ケタ得点を刻む10、11点目となり、さらに金本の内野ゴロでまた生還した。9回にも左前へ運び、シーツの走者一掃二塁打でまたホームイン。自らが出て中軸につないでの4出塁4得点は“カガミの1番”だ。
左ろっ骨骨折が完治しかけた8月末には、プロ入りワーストタイとなる17打席連続無安打のスランプに陥った。だがそんな時見つめ直したのが、社会人・JR東日本時代のビデオだった。「プロを夢見てやってる姿、必死な姿、初々しいんですよね。苦しい時、いつも見るんです」。消極的な今の自分との対比。ハングリーに1球1球を追っていた6年前の自分が、初心を思い出させてくれた。
「今は本当にいい状態ですね。4得点? ああそうですね。気付かなかった」
必死だからこそ、数字にはゲームセットまでむとんちゃくだった。だが今年1番の目標は得点王。現在金本に次ぐ107というのも面白い。1番のプライドにかけて、これだけは4番に譲れない。いい意味で仲間と意地と意地をぶつけ合い、優勝へ突っ走る。【松井清員】
[2005/9/14/10:41 紙面から]
写真=4回表無死二塁、赤星は鳥谷の中飛で三塁に進み、オーバーランしかけてベースにつかまる
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