岡田阪神、巨人ローズ獲得へすでに調査中
常勝軍団作りへ、岡田阪神がローズを獲る! 2年ぶりリーグ優勝が目前の阪神が来季の戦力補強で、巨人退団が濃厚なタフィ・ローズ外野手(37)の獲得調査を進めていることが18日、明らかになった。確かな日本での実績に加えて、今年が来日10年目で日本人選手扱いになっていること。推定5億5000万円の高額年俸も交渉次第で抑えられる可能性があることなどから、獲得候補に挙がった。通算360本塁打のアーチストを加えて、さらなるチーム強化を図る。
戦力補強に終わりはない。2年ぶりのセ・リーグ制覇まで、マジック「8」とした岡田阪神が、来季を見据えてローズ獲りに動いている。近鉄、巨人でアーチを量産し、史上最強の呼び声も高い助っ人の身辺を、阪神が獲得を前提に調査していることがわかった。
ローズは現在、右肩痛の治療で米国に帰国中。8月の帰国に際しては、巨人に残留しての現役続行に意欲的だった。それでも若手主体で再建を図る巨人では、来季の戦力構想から外れ、このまま退団することが濃厚となっている。
阪神ではローズの潜在能力を高く評価。球団関係者は「日本であれだけ実績を残した。環境があえばまだ活躍できる」と指摘する。従来の補強ポイントである右の強打者とは違うが、センター返しを基本とした飛距離のでる打撃なら、甲子園でも本塁打数を見込めると判断している。
近鉄時代に直接指導した正田打撃コーチも在籍していることから、巨人で起こした“首脳陣批判”などのトラブルも回避できると見立てる。本人が長く関西で生活し、関西弁を口にするなど地元に愛着があることも評価のポイントだ。
また来日9年を超えたことで、外国人枠ではなく日本人選手と同等に扱える点にも注目している。野手ではアンディー・シーツ内野手(33)の残留が内定。シェーン・スペンサー外野手(33)は今後の働きで去就を見極める方針だが、ローズは外国人枠にとらわれずに1軍登録、ゲーム起用ができ、編成上の制約が少ないメリットがある。
巨人移籍を期に高騰した年俸(推定5億5000万円)も、交渉次第では2億円程度でまとまる可能性がある。岡田監督は昨オフの外国人補強で「日本でプレーした経験は大きいよ」と発言。中日とのウッズ争奪戦に加わり、広島を退団したシーツを獲得した経緯がある。「日本経験者重視」の基本線からも、ローズは獲得の可能性を探るに十分な存在だ。
今季のオーダーに単純に組み込めば、6番右翼に収まる。また一塁を守らせれば、シーツの二塁起用などバリエーションが広がる。桧山とスペンサー、藤本と関本の併用など、豊富な選手層をたくみに生かした岡田阪神が、さらに強力なカードを手駒に加えるか。オフの補強で、連覇を狙う常勝球団を築く。
[2005/9/19/10:56 紙面から]
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