日本シリーズの秘密兵器!DH候補に林
日本シリーズの秘密兵器は林や! 阪神首脳陣が、22日から開幕する日本シリーズのDH候補に3年目の林威助外野手(26=リン・ウェイツウ)を挙げていることが7日、明らかになった。代打陣を含めた戦力を厚くするため、進境著しい林に白羽の矢を立てた。林は8日ファーム日本選手権のロッテ戦(スカイマーク)に「6番右翼」で先発出場し、視察に訪れる岡田監督に猛アピールする。
パ・リーグの007を困らせる「秘蔵っ子」が虎にいた。9月30日に1軍に再昇格した台湾出身の林だ。2度の先発出場に応え、打率4割1分7厘の好成績を残した。1軍首脳陣も、ラッキーボーイ的な存在になった林に「合格印」を与えていた。
正田打撃コーチ「(打順を)大幅に変えることはない。ポイントはやはりDHになる。候補は林、片岡、浜中になるな。(林は)結果を残しているからね」。
日本シリーズでも、6番右翼は桧山、スペンサー、8番二塁は藤本、関本の併用になる。DHには対左投手に浜中、対右投手に片岡が基本だが、長打力が魅力の林を加え、片岡と争わせることで代打陣の層も分厚くなる。岡田監督も林について「当然、代打でも戦力になる。確実に去年から打撃が良くなっている」と高く評価。ジョーカーとして、臨機応変に起用できる駒なのだ。
首脳陣のシリーズ構想を伝え聞いた林は意気込んだ。「うれしいですね。僕は精いっぱいやるだけですから。頑張ります」。5、6月に行われた交流戦でプレーしていないため、パのチームは生のデータを持っていない。今季、林はウエスタンで打率3割1分8厘、10本塁打と安定した成績を残した。2軍でソフトバンクとは対戦しているが、ロッテ、西武とは対決していない。ベールに包まれたスラッガーは、相手チームにとっても不気味に映るに違いない。
アピールの舞台もある。「6番右翼」で先発出場する8日のファーム日本選手権を岡田監督が視察予定。「御前試合」で猛打を振るえば、印象度はさらにアップする。
「いつも通りにやるだけ。いい球を思い切って打つこと。今までやってきたことを心掛けてやりたい」
1軍でのスタメン出場では貴重な経験を積んだ。4日横浜戦では虎の天敵三浦から右翼席にプロ初アーチ。「いい投手から打てましたからね。とても自信になりました」。2年前の秋は右ヒザの故障でプレーすらしておらず、リハビリの日々だった。今は違う。弾けそうなフレッシュパワーで、岡田阪神に日本一をもたらす。
[2005/10/8/11:04 紙面から]
写真=シリーズDH出場も見えてきた林威助は打撃練習で汗を流す
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