赤松、起用の幅広がる二塁へコンバート
06年型猛虎打線は赤・赤コンビが引っ張る!? 阪神岡田彰布監督(47)が30日、来季の二塁候補として赤松真人外野手(23)に白羽の矢を立てた。シュアな打撃と俊足が持ち味の赤松の起用の幅を広げるために、外野からコンバートに着手。この日から、鳴尾浜で二塁守備練習を始めた。11月8日から始まる安芸秋季キャンプでも藤本、関本と競わせる方針だ。
秋の鳴尾浜で、今季日本シリーズのメンバー入りを果たした外野手の赤松が、二塁守備練習に取り組み始めた。ノックを受けたほか、三塁ベンチ前で1時間以上、二塁手に必要な送球やトス練習に明け暮れた。現時点では、「適性テスト」の意味合いもあるが、岡田監督は俊足外野手のコンバートに期待を寄せる。
「外野は、もう2つ決まっている。木戸2軍監督にこの前、やらせておいてくれと言った。まずあの足を生かさないとあかん。(起用の)幅が広がるからな」
06年も左翼金本と中堅赤星は揺るぎない。右翼も浜中、桧山、スペンサーがしのぎを削り、飽和状態。そのため二塁へのコンバート案が浮上した。今季、二塁には藤本と関本が併用されたが、ともにスタメン定着には至らなかった。「秋季キャンプでも(練習を)やらせる。関本、藤本も行くし一緒にノックを受けたらええ。いい刺激になるやろ」と岡田監督は話している。
赤松は2軍戦で「1番センター」を中心に出場し、首位打者&盗塁王を獲得した。し烈な二塁争いを勝ち抜けば、来季にも「赤・赤コンビ」の上位打線が実現する可能性も出てきた。今季は2番に鳥谷を起用したが、首脳陣は理想型と考えていない。小技を使える赤松なら適任か。「その前にレギュラーを取らないとアカンけどな」と岡田監督は慎重だが、5年連続盗塁王の赤星との俊足コンビが塁上をにぎわせば、相手投手にとっても厄介この上ない。
気になるのは二塁適性。だが、赤松は平安高校、立命大時代に遊撃を守った経験があり、未知の領域ではない。29日に二塁案を言い渡されたばかりだが、願ってもないチャンスに目を輝かせた。
「あくまで本命は外野です。でも、うまくなるために二塁もやります。その結果、うまくなれば、いいなと思います」
今季、岡田監督は今岡を守備の負担が少ない三塁にコンバートし、打点王獲得を後押しした。選手の特徴を生かす眼力は実証されている。06年岡田阪神に「大ヒット作品」が誕生すれば、打線のラインアップも様変わりする。【酒井俊作】
[2005/10/31/09:10 紙面から]
写真=居残りで二塁の守備練習を行う赤松と高橋(手前)
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