若虎感謝の儀式、木戸2軍監督涙の胴上げ
木戸さん、涙の胴上げ−阪神木戸克彦2軍監督(44)が1日、今季限りでの退団を表明した。球団は2軍チーフコーチのポストを用意して前日まで慰留に努めたが、決意は変わらず。この日、鳴尾浜での秋季練習後に「自分を見直すいい機会だと思った」と退団の理由を説明した。
練習終了後、2軍の選手、スタッフ全員を外野に集めて退団を報告した。「野球と相思相愛なら、努力すれば野球でメシが食えるようになる」。別れの言葉も1軍を目指す若手へのハッパだった。話しながら感極まって目頭を押え、男泣きした。
約2分の訓示が終わると3度、宙を舞った。今季ウエスタンを制覇したが、優勝を争っていた1軍に配慮して胴上げを断っていた。知らされていなかったセレモニーに、木戸2軍監督は「俺が教えてないことをするんやから潮時やな」と照れ笑いを浮かべた。
後任の2軍監督に就く島野1軍総合コーチには「選手が心配だったけど、島野さんが来ることで心配は吹っ飛んだ」と話した。常勝軍団となりつつある阪神を、親会社の電車に例えて「レールや枕木、砂利になった人間のことを忘れちゃあかん」とも。プロ入り後23年間、着続けたタテジマのユニホームを脱ぎ、今後は評論家として活動する意向だ。
[2005/11/2/08:56 紙面から]
写真=最後の指導を終えた木戸2軍監督は、ナインから胴上げされる
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