日本一補強!前川、オリ相木とトレード
岡田阪神の今オフ補強第1弾が、まとまった。阪神前川勝彦投手(27)とオリックス相木崇投手(たかし=27)の1対1の交換トレードが両球団の間で合意に達したことが14日、わかった。中継ぎの再整備を進める阪神と、先発型左腕の獲得が急務だったオリックスの思惑が一致。関西2球団が手を取り合って、戦力のテコ入れを図ることになった。近日中に両球団から発表される。
阪神の「日本一補強」が動き出した。今オフ第1弾は、前川を交換要員にしたオリックス相木の獲得だ。
今季の阪神は、セ・リーグNO.1のチーム防御率3.24が示すように安定した投手力を誇った。最多勝の下柳、井川、安藤を中心とした先発陣に加え、藤川に代表される「JFK」のリリーフ陣がフル回転して優勝。質量ともに豊富で、来季への緊急課題も見当たらないように見える。
しかし、秋季キャンプで江草の先発転向プランが持ち上がり、中継ぎ陣を再整備する必要性が出てきた。またプロ野球新記録の80試合に登板した藤川らの「勤続疲労」も気にかかるところ。当然、連覇に向けて他5球団のマークも厳しくなる。そこで獲得を決めたのが、中継ぎを任せられるオリックス相木だった。
相木はサイドハンドの変則右腕。プロ2年目の02年に初完封で初勝利を挙げ、2試合連続完封もマークした。先発として実績を残した一方、近年はリリーフとしても高い能力を示している。昨季は救援で3勝1セーブ(先発で5敗)。プロ5年目の今季は12試合に投げて0勝1敗に終わったが、140キロ前後の直球を軸に、クセ球で打者を翻ろうするテクニックも兼ね備えている。
片やオリックスは、先発左腕の獲得が急務になっていた。今季前半にも水面下で前川獲得に動いたが、交換要員などで折り合いがつかず断念した経緯もある。再度の話し合いで念願を果たした格好だ。
阪神では前川のチャンスは限られていた。今季登板は2試合に終わり、阪神移籍後の2年間でも5試合にとどまった。それでも今季2軍では最優秀防御率(2・29)のタイトルを獲得。近鉄時代の01年には12勝を挙げており、環境を変えれば、先発として活躍する可能性を秘めている。
阪神岡田監督とオリックス中村監督は、ともに早大出身でつながりも深い。岡田監督が10月8日にファーム選手権視察でスカイマークを訪れた際には、中村監督から「友情トレード」を申しこまれていた。ようやく実を結んだ関西2球団のトレードは、近日中に両球団から発表される。
[2005/11/15/09:15 紙面から]
写真=鳴尾浜球場で強化メニュー中心のトレーニングに励む前川
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