赤星新選手会長「自然体」の決意表明
阪神赤星憲広外野手(29)が常勝タイガースのリーダーになった。24日、神戸市内のホテルで行われた阪神選手会の納会で今岡に代わる新選手会長に指名された。赤星は「プレッシャーはないし、やりがいを感じています」と早くもリーダーの自覚十分。金本、下柳らのベテラン勢を刺激する活躍を誓い、グラウンド外ではメジャー移籍を希望している井川の相談役になることも買って出た。
すでに1番打者としてチームを引っ張ってきた自負がある。新選手会長に決まった赤星の決意表明は、野球を引き合いに出した「自然体」だった。
「打順が1番で、そこから先頭に立っていたわけですから。もともと副会長になった時から『先頭に立ってやろう』と思っていた。(選手会長になっても)何かを変えようとは思っていません」
熱い思いは胸に秘めた。副会長になった2年前から責任感を持ってやってきた。しかも目標は今季逃した日本一と決まっている。そこに向けて全力で戦うだけという強い信念が見え隠れした。
もちろんプレーで引っ張ろうという気持ちは強い。来季、開幕直後には30歳になる。今季は金本、矢野、下柳らベテランの力に頼る面もあったが、来季はチームの大黒柱として暴れまわるつもりだ。
「いつまでもベテランの人に、おんぶにだっこじゃいけない。僕ら中堅の選手が『ゆっくりしていて下さい』というぐらいじゃないと。逆にベテランに負けないようにやっていきたい」
選手会長として「初仕事」はグラウンド外の難題になるかもしれない。今季13勝の井川がポスティングシステム(入札制度)によるメジャー移籍を希望しており、来季の去就が注目されている。日本一に欠かせない存在だけに、赤星は残留を求める姿勢。場合によっては相談役を買って出る可能性も示した。
「まだ(井川が)球団と交渉していないわけですし、何も言いません。ただモメたりしたら、相談に乗ることはあるかもしれない。井川とは電話で話すこともありますから」
今オフは、岡田監督から主将にも指名された。「光栄なことです。これまで考え込んでしまうタイプなんで、断ってきたんですけど」。キャプテン就任は少年野球以来のこととか。球界改革にも積極的に取り組む姿勢も示した。名実ともにリーダーとなった赤星が、常勝阪神の象徴になる。【浜田司】
[2005/11/25/09:16 紙面から]
写真=選手会長就任の日、選手会ゴルフで楽しむ赤星
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