浜ちゃん保留!納得いかない400万円減
復活したのにダウンなの!? 阪神浜中おさむ外野手(27)が25日、契約更改に臨み、400万円減の年俸3800万円提示を保留した。チームにとっては今オフの保留第1号となった。右肩手術から今季の交流戦で1軍復帰し、来季の3番構想に挙がる若き主砲だが予想外の低評価にガク然とした。この日は1100万円増の江草、現状維持の秀太ら5選手が来季契約を更改した。(金額は推定)
顔が引きつっていた。1時間の枠があった交渉の席を45分で立った。02年オフをのぞいては1発でサインをしてきた優等生が、V奪回景気に沸くはずの阪神で保留第1号になった。
「納得がいかなかった。過程も金額も両方です。開きという問題じゃなく、話がかみ合わなかった」
2度の右肩手術を克服し、交流戦直前の5月5日に昇格した。指名打者や代打に限定されたが、シーズン最終戦まで1軍ベンチに座った。400万円減となる年俸3800万円の提示では、サインをする気になれなかった。
04年と今季の成績を単純に比べれば、アップも期待していた。試合数は17から78に、安打数は4から31に増やした。復帰初戦(5月6日・日本ハム戦)の勝ち越しV打など、印象に残る働きが多い。しかも完全なスローイングができない中で右肩のリハビリと並行しながらの活躍だった。
しかし交渉を終えた沼沢正二取締役も言う。「他の選手と一緒に、査定ポイントから金額をはじき出した。今までのキャリアやここ数年のブランクも加味している」。提示額の正当性を主張した。
関係者によると、両者のズレは、5000万円から4200万円に年俸が下がった昨オフの契約更改にあるという。04年に17試合の出場に止まった浜中は、本来ならもっと減俸されていてもおかしくなかった。03年のプレー中の故障である点や、今後の回復への期待も含めた“温情更改”が1年後、活躍したのにダウンする現象を生んだとも言える。
「2年間悔しい思いをして今年を迎えた。数字がすべてなんでしょうけど、それ以外を見てくれたというのが伝わってこない。来年頑張れというのも、なかったですね」
来年は、完全復活を見据えるシーズン。岡田監督は早々と3番起用の構想を明かしている。だが本人は、予期せぬ減額提示に目が点になった。はこのままでは気分よく06年を迎えられない。【町田達彦】
[2005/11/26/10:15 紙面から]
写真=ダウン提示を保留した浜中は淡々とした表情で質問に応じる
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