岡田監督ゾッコン愛工大名電・堂上欲しい
阪神・岡田彰布監督(48)が、今秋の高校生ドラフトの1巡目候補として、愛工大名電の堂上直倫内野手(2年)を高く評価していることが3日までに分かった。高校ナンバーワン・スラッガーの呼び声高い堂上に「よそもほおっておかんやろうがな。次の世代の野手を補強しておかないといかん」とゾッコン発言。常勝チームづくりのため、他球団との競合も覚悟の上でラブコールを送った。
現在、米国ハワイで静養中の岡田監督が、今秋ドラフトでの“恋人”に明確な意思表示を行っていた。堂上は父に元中日投手の照(てらし)氏、2歳上の兄に中日内野手の剛裕(20)をもつ球界のサラブレット。岡田監督は、その可能性を「(兄より)弟の方がいいと聞いている。(高校生)野手の中では抜けている」と言い切った。
2年生ながら4番を任された05年センバツでは、2本塁打を含む個人大会最多塁打記録(20)を打ちたて優勝に貢献した。夏の愛知大会決勝では、ナゴヤドームの左翼へ弾丸3ラン。9月のアジアAAAでは、唯一の2年生野手として全4試合に5番打者で先発出場。大会記録となる2本塁打をマークした。直前の大学生との練習試合では、阪神の希望枠入団・岩田(関大)から1発を放った。
高校生では、駒大苫小牧の田中将大投手(2年)と並び今秋の目玉。他球団との競合は必至の情勢だ。しかも、阪神のホットコーナーには、生え抜き打点王の今岡が君臨している。抽選に外れるリスクを冒してまでの、早々の“参戦表明”は、岡田監督の最大級の評価に、ほかならない。常勝軍団づくりへ、欠かせぬ戦力との判断だ。
すでに阪神スカウト陣も「久しぶりの右の大砲候補」と、獲得への方針を一本化。昨年は新人6人中5人が投手の補強となったが、今秋では、大学・社会人希望枠で獲得を目指す近大・大隣憲司投手(3年=京都学園)と並ぶ最重要テーマとなる。「ポスト今岡」獲得へ、今後も、北村照文スカウトが徹底マークすることも決まった。新春早々の岡田監督のラブコールが、競合必至の逸材獲得へ、大きな後押しになる。
[2006/1/4/09:51 紙面から]
写真=母校愛工大名電にやってきた先輩イチロー(右)に直立不動であいさつする堂上
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