阪神ルーキー鶴、大隣さん待ってます
大隣さん、阪神で待ってます! 阪神の高校生ドラフト1巡目ルーキー鶴直人投手(18)が、異例の先輩スカウトだ。5日、奈良県生駒市の近大総合グラウンドで、06年初の本格的な自主トレをスタート。さらに今秋のドラフトの目玉、近大・大隣憲司投手(21)に同じ阪神でプレーするようラブコールを送った。タテジマにユニホームに袖を通すことが決まったばかりの金の卵が、早くも来季の卵との共闘を夢見た。
身近にいる「大物」を誘わずにはいられなかった。阪神に入団が決まったばかりの鶴が、今秋のドラフトの目玉、大隣のタイガース入りを切望した。「なんとか阪神に入ってもらいたいと思っているんです」。大学NO・1と呼び声高く、争奪戦必至の左腕に阪神入りを呼び掛けた。
鶴が自主トレをスタートした近大総合グラウンドは、母校・近大付の野球部の練習場であると同時に、大隣が所属する近大野球部の練習場でもある。その距離わずか300メートル。鶴はこれまで幾度も大隣の練習を見学。面識も十分で、鶴にとって大隣は「冗談交じりでよく声を掛けてくれる」面倒見のいい先輩だ。
5日、大学野球部員はいなかったがウエート施設なども共用で接触機会は多い。今後、“臨時スカウト”として「近大の江夏」の阪神入りを勧誘できる場面もくるかもしれない。黄金の投手陣確立へ。早くも阪神へのチーム愛からきた発言は、同時に将来、自分の役にも立つことになる。
下半身を中心とした体力づくりが当面の課題。自主トレ初日から1時間半、約8キロの山道ランニングと飛ばした。一日4食を心掛け、目標体重80キロキロまで約5キロと肉体改造中。身長180センチながら、まだまだ線の細さを自認する鶴にとって、174センチ、82キロと立派な体格の大隣は、ぜひアドバイス受けたい選手だ。
「なんであんなすごい球が投げれるのか、聞いてみたい」。1年間、じっくりと体を鍛え、07年には1軍へ。そこに即戦力の大隣が加わり、近大系列リレーが完成。そんな日が来ることを信じて、自分ができるすべての努力を行っていくつもりだ。【片山善弘】
[2006/1/6/09:07 紙面から]
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