下柳「前半戦10勝」競輪岡部選手と約束
前半戦10勝がノルマ! 阪神下柳剛投手(37)が今季の開幕から「大逃げ」する決意を語っていたことが分かった。8日、親交の厚い競輪の岡部芳幸選手(35)が沖縄・宜野座キャンプを訪れ「球宴までに10勝していくと話していました」と明かした。前日7日に会食し、約束したという。見事達成できれば、下柳は岡部から約80万円のマウンテンバイクをプレゼントされることになった。
「白星ダービー」の先頭を突っ走る。下柳が、全日本選手権などを制覇したこともある競輪界の実力者・岡部と、互いが立てた目標を達成すれば、リクエストした「願い」をかなえるという約束を交わしていた。
岡部「あまり無理をして欲しくないんです。去年15勝だったんで(ノルマは)10勝でどうでしょうか」。
下柳「そんなのでいいのか。10勝はオールスター前には終わるよ!」
同じトップアスリートとして共感する岡部には素直な気持ちを明かした。決してホロ酔いの「リップサービス」ではない。昨季も開幕6連勝スタート。前半戦13試合に登板し、8勝(1敗)を稼いだ。ノルマ達成のため、リーグ最多勝に輝いた昨年を上回るハイペースで白星を量産するつもりだ。
「コーチに『監督が飛ばしすぎじゃないか、心配している』とは言われました。でも普通のペースです」
この日もブルペンで捕手を座らせ、58球を投げ込んだ。宜野座キャンプ中には数回、打撃投手を務める予定。ただし岡部との約束について聞かれると「知らない、知らない」と照れて逃げた。
「前半戦じゃなくてもシーズン10勝できれば、マウンテンバイクをプレゼントしますと約束しました」と岡部。約80万円の「Meccanico giro」のマウンテンバイクを届ける。「眠っている筋肉にも刺激が入るでしょう」と『競輪トレ』の導入も勧めた。
下柳は過去にも、格闘技や陸上短距離など異種目トレーニングを積極的に行っており、練習メニューに新たなレシピが加わるかもしれない。「今は開幕まで万全にできる体をつくりたい。(お立ち台は)遠慮させていただきます」。今年5月に38歳になる左腕は、ロケットスタートにピタリと照準を合わせていた。【酒井俊作】
[2006/2/9/09:32 紙面から]
写真=沖縄でトレーニング中の競輪の岡部芳幸(左)と話す下柳
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