安藤狙い通り!使えるツーシーム
<オープン戦:阪神4−0楽天>◇7日◇甲子園
オープン戦初登板の阪神安藤優也投手(28)が“省エネ投法”で楽天打線を手玉にとった。4回46球、5安打を浴びながら無失点。12のアウトのうち8個を内野ゴロで奪った。「ツーシームで内野ゴロの山を築きたいと思ってましたから。狙い通りです。ひとつの武器として使える球かな」。本人も納得の新球テストだった。
1〜3回までツーシームを多投した。130キロ後半のストレートに「20〜30%」も130キロ前後の揺れる球を織り交ぜた。「打たれるのは覚悟」した上での試投だったが、走者を出しても要所を締めるあたりはさすがだった。
久保投手コーチに「力を出して来い!」とハッパをかけられた4回だけは少し“本性”を垣間見せた。「キレを確かめる程度」だったストレートに力を込めた。最終打者吉岡相手の最後の球は142キロ、結果は空振り三振。ツーシームを効果的に交ぜることでストレートも生きる。これこそ安藤の考えるシーズン用のピッチングだった。
右のローテーション投手への不安が露呈していた。4日、オリックス戦で福原が2回2失点。オクスプリングも3回6失点。5日の西武戦は杉山が4回3失点。そんな矢先、右のエースらしい仕上がりを見せた。岡田監督も笑顔だ。「初めてにしては良かったんやないか。右(投手が)がちょっと打たれとったからな」。JFKの負担を減らすため、少しでも長いイニングを投げることが安藤の目標。もうワンランク上を目指す省エネ投法は、指揮官の目にも頼もしく映った。【片山善弘】
[2006/3/8/09:16 紙面から]
写真=阪神先発の安藤優也(撮影・加藤哉)
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