シーツ猛打ショー、連日のG投攻略12安打
<オープン戦:阪神4−4巨人>◇13日◇岐阜
野口撃ちはアンディにお任せだ。中日から巨人にFA移籍した野口を阪神打線があっさりと攻略した。5回までに7安打を浴びせ3得点。その立て役者になったのがアンディ・シーツ内野手(34)だ。広島時代から野口をカモにしてきた助っ人は13日も3打数3安打2打点とメッタ撃ち。本番での対戦に向け、巨人の“新戦力”にイヤなイメージを植え付けた。
この男にかかればさすがのFA左腕もヘビににらまれたカエルだ。まるでフリー打撃でもするかのようにシーツが軽〜くバットを振り抜くと、打球が面白いように外野の間を抜けていく。ユニホームは変わっても“大好物”はそのままだった。
まずは初回の1死二塁。外角直球を逆らわず右中間へ先制のタイムリー二塁打を放った。先頭で打席に立った3回には左中間に二塁打。そして5回には宝刀・スライダーをきっちりとらえて、これまた左前タイムリー。いずれも糸を引くようなライナーで野口撃ちのお手本を示した。
「センター中心に打っていこうと意識しただけだよ。相性がいい? それは覚えていなかった。まあ、今の自分の状態がいいからいい打撃ができたんだと思うけどね。それより今日は寒かったヨ…」
しらばっくれた? シーツだったが、広島時代からの相性の良さは尋常ではない。昨年までの3年間の通算は26打数12安打の打率4割6分2厘。本塁打2本の7打点と脅威の打ち込みぶりなのだ。
「中日野口」とは散々対戦している阪神だが「巨人野口」とは初顔合わせ。野口がFA宣言した昨オフは一時、獲得に興味を示したこともあるだけに因縁の相手とも言える。その巨人期待のFA左腕にいきなり先制パンチを食らわせたことは大きい。
「シーツはどこかで打ち込みをして、このまま万全で開幕を迎えてくれたらええよ。野口? 普通やないかな。新戦力といってもずっと見てきてる投手やしな。ちょっと変わった、とかそういう感じはせんかったな」
“野口キラー”健在を確認した岡田監督の言葉にも余裕が漂う。結論は野口、恐れるに足らず、だ。【吉富康雄】
[2006/3/14/09:02 紙面から]
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