江草追試…虎投ローテ決まらない
<オープン戦:西武3−0阪神>◇15日◇インボイス西武
阪神の開幕ローテーション編成が“停滞”? 首脳陣が先発起用を検討する左腕江草仁貴投手(25)は15日西武戦(インボイス西武)で5回3失点。今季の実戦マウンドで初失点し、先発合格の評価は得られなかった。一方、鳴尾浜では教育リーグ中日戦に新加入のクリス・オクスプリング投手(28)が先発したが5回2失点でこちらは“追試”態勢。井川、下柳、安藤、杉山に次ぐ5番手以降の先発陣が固まらない状況が続く。
江草が今年初めて、スコアボードに「0」以外の数字を刻んでしまった。打撃好調のレオ打線に力で抑え込みにいき、4回に2点を失った。沖縄・宜野座のキャンプから、実戦で続けてきた「0」行進は16イニング目にストップ。5回にも2死一、三塁で中島に左前適時打を浴びた。
「調子はいいと思っていたけど、走者を出すと意識して力んだ。ブルペンから実戦を想定して投げていないといけない」
3回までは1安打でスイスイと投げていた。微妙にバットの芯(しん)を外す球のキレで、5回のうち8アウトが内野ゴロ。昨季からの成長と今季の好調はうかがわせたが「開幕ローテーション入り」という高いハードルは1発で飛び越せなかった。
見守った首脳陣はうなずきながらも、注文を忘れなかった。
岡田監督「ボールは悪くなかった。評価も変わらん。ただ先発なら、もっと大胆に…というかな。点取られんとこうと力んでボール、ボールになっていたな」。
久保投手コーチ「長いイニングも投げられるようになってきている。あえて言うなら緩急が欲しい。中継ぎの時のようにイケイケではダメですね。今日は持ち球のカーブを見せていないけどね」。
できれば江草の投げたインボイス西武か、オクスプリングの鳴尾浜で「ノー文句」と言いたかった。福原が負傷で開幕アウト、能見もアクシデントでぶっつけ開幕になる。先発枠では井川、下柳、安藤、杉山までは指が折れるが、5番手以降はまだ空欄の現状。この日の2人も、有力ではあるが「候補」の2文字を外せなかった。
「次に投げるときはゼロに抑えたい。スタミナ、球数は問題なかった」。江草も21日オリックス戦(大阪ドーム)以降の実戦に目を向けた。開幕まで10日を切る最終選考会で、スタート態勢を固める。【町田達彦】
[2006/3/16/09:55 紙面から]
写真=3回裏、栗山の遊ゴロとなった打球にジャンプする江草
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