虎投の救世主?ダーウィン先発テスト
虎投手の救世主はダーウィン? 阪神ダーウィン・クビアン投手(33)が17日の広島戦(松山)で開幕ローテーション入りをかけて先発マウンドに上がる。11日の教育リーグ、サーパス戦(鳴尾浜)で5回2安打で無得点に抑え、7三振を奪った。これで株が急上昇し、オープン戦初先発のチャンスを射止めた。投手陣は故障者が相次ぎ先発5、6番目のイスは依然白紙。岡田監督も「先発テスト」と明言して1発合格に期待を寄せた。
開幕まで残り2週間。いまだ先発も中継ぎ抑えも組み合わせが決まらない、投手陣の複雑なパズル。カギを解くカギは「D」にあり! 岡田監督は2年目外国人ダーウィンへの期待感をこう表現した。
「ダーウィン? 先発テストよ。2年目やし、隠すとかそういう存在でもないしな。相手は関係なく長いイニングを投げてどうか見てみたい」
チームは現在、新たな右のローテーション投手出現を待っている。福原が腰痛発症。安藤、杉山に続く右の候補といえば、現在の1軍メンバーではオクスプリングしかいない。そのオク様は15日の教育リーグで5回6安打2失点と打ち込まれ、追試を余儀なくされた。
この日、甲子園球場で汗を流した後、松山入りしたダーウィンも“大一番”の意味をよく分かっている。 「ベストを尽くすよ。開幕の人選? あまり深いことは考えたくない。とにかくゲームに集中する」
キャンプ前“保険”だった男が救世主になれば、複雑なパズルが解けていく。オクスプリングは先発向きとの判断から、ダーウィンが先発ローテ入りとなれば開幕1軍は絶望的。そうすれば藤川、久保田以外の中継ぎは右の相木、桟原、金沢、左の中村泰、吉野、能見らの中から4人をピックアップすることになる。
逆にダーウィンも追試となればオクスプリング、太陽らを含めた中で、右3枚目の先発を再選考しなければならない。一方で、21日以降のオープン戦では本番同様の投手継投を目指すチーム方針があり、救援陣を固めるタイムリミットも迫る。中西投手コーチも「編成が難しい」と頭を悩ます、トラの台所事情。ダーウィンが1発回答すれば、視界は一気にクリアになる。【片山善弘】
[2006/3/17/09:00 紙面から]
写真=能見(左)と談笑するダーウィン
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