井川、残留決めて吹っ切れた!?
阪神井川慶投手(26)が4日、神戸市内のホテルで行われた能見篤史投手(26)の結婚披露宴に出席し、太陽投手(26)を含めて同級生での来季の先発トリオ結成を呼びかけた。2日に今オフのメジャー移籍を断念し、残留を決めたばかり。今季は沈黙を守ることが多かったが、ここにきて気持ちが吹っ切れたのか、口調は終始なめらかだった。
2日前に残留を決めたばかりの井川が、同級生の能見に最高の「祝辞」を述べた。モヤモヤを吹き飛ばし、心は晴れやかだった。披露宴終了後、いつになく滑らかに仲間への思いを口にした。
「自分もしっかりローテを守れるようにしないと。能見も『絶対にローテに入る』と言ってましたから。同級生でともにね。太陽もローテーションに入って、1年間守れるように、3人でしっかり頑張りたい」
今季は3年ぶりに2軍に降格したため、年間を通して、先発ローテーションを守れなかった。エースの地位は不動だが、まずはみずからの足場を固めていく。そのうえで、仲間との「共闘」を望んだ。
ひな壇の新郎とは、高校のころからライバルだった。井川が水戸商時代、鳥取城北の能見とは、平安川口を加えて「左腕三羽ガラス」と称され、注目された。先にプロ入りした井川の方が実績は上だが、能見も1年目の今季、4勝を挙げた。また、開幕先発スタッフに入りながら今季未勝利に終わった太陽も先発陣に加われば、井川にとって発奮材料になるのは間違いない。
「井川のときはJFKが1、2人休めるようにしないと6連戦は乗り越えられない。200イニング投げてもらわんと」
この日、中西投手コーチも来季に向けて期待を口にした。今季、フル稼動したJFKに来季も同じ働きを求めるのは酷だ。登板過多を避けるためにも、左腕の「全力疾走」を要求した。今季は172回1/3で、4年ぶりに200イニングを割った。仲間の門出を祝いつつ、井川がエース復権への刺激を得た。【酒井俊作】
[2005/12/5/08:56 紙面から]
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