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G大阪播戸、代表先発デビュー濃厚

ミニゲームで前線に走り込むMF播戸。左はDF青山(撮影・蔦林史峰)
ミニゲームで前線に走り込むMF播戸。左はDF青山(撮影・蔦林史峰)

 日本代表に初招集されたFW播戸竜二(27=G大阪)の先発デビューが2日、濃厚となった。1日にリーグ戦を戦ったG大阪勢はこの日、横浜市内で練習に参加した。播戸は別メニュー調整から、最後の紅白戦(8分)で主力組に入り、巻誠一郎(26)と2トップを組んだ。難解なオシム流メニューには「分からん!」と戸惑ったが、爆発的にゴールを量産する絶好調男が、代表戦のピッチに立つ瞬間が近づいてきた。

 初物づくしの初日は戸惑いながら終えた。練習の大部分は別メニュー。MF遠藤、DF青山らとグラウンドの周りを走っている間も、播戸は多彩なビブスを用いた練習を不思議そうに見つめた。「(練習を)見ても分からんかった。急に入っても分からんね。ホンマに分からん。遠慮するというよりも、分からんかった。戸惑い? それより分からん…」と難解なオシム流メニューに「分からん」を連発した。ところが、ガーナ戦での先発デビューが濃厚となった。

 突然の抜てきだった。練習開始1時間半、最後のメニューの紅白戦で合流し、巻との2トップで主力組の青いビブスを渡された。「先発? えっ? あれがそうなん? ホンマなん?」。MF長谷部のパスを受け、右足でシュートも打った。たった8分の試合時間でアピールしたかに思えたが、実は「あそこでシュートを打っていいのかも分からんかった…」。最後まで播戸らしかった。

 夢だった日の丸のユニホームに袖を通す日は、すぐそこだ。プロ入り直後、G大阪で出場機会がなかった18歳の時でも「何でオレを代表に呼ばんか分からん」と強気だった。99年のワールドユースで着たユニホームは、兵庫・琴丘高時代の恩師樽本監督に贈った。「A代表の(ユニホーム)をすぐにもらいますから」。長い月日を経て、夢に手が届くところまで来た。

 「出れば点を求められる。出るからにはゴールを目指して頑張りたい。ここに来ても競争があるけど、それに勝っていきたい。オシムさんになって、できたばかりのチームだし入る余地はあると思う」。

 Jリーグで佐藤寿と並ぶ日本人トップタイの15点を挙げ、たどり着いた代表への道。27歳にしてつかんだチャンスを、逃すわけにはいかない。【益子浩一】

[2006年10月3日9時38分 紙面から]

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