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名波来季で引退「C大阪に来た意味」残留

- 練習前、塚田監督を中心にミーティングを行うC大阪イレブン(撮影・加藤哉)
C大阪のMF名波浩が28日、34歳の誕生日に来季限りでの現役引退をあらためて表明した。入れ替え戦出場をかけた最終節・川崎F戦(12月2日、長居第2)に向け、練習を再開したこの日は、名波の34回目の誕生日。節目の日に「やり残したことはない。自分の中で(現役)はあと1年」と語った。残り1年の現役生活を完全燃焼するため、今季はC大阪の残留に全力を注ぐ。
両手に抱えれないほどのプレゼントを、サポーターから受け取った。新天地・大阪でも、名波人気は変わらない。クラブハウスには夫人と幼い2人の子供が訪れ、練習後に一緒にボールを追う姿も見られた。34回目の誕生日は95年のプロ入り後、最もチームが苦しい状況の時期に来た。それでも「みんなに支えられているのを感じたね」と周囲への笑顔は忘れなかった。
磐田時代から35歳で引退、その後は指導者を目指すと決めていた。残り少ない時間を大切にするため、出場機会を求めてC大阪へ移籍。磐田を去る8月に「来年で引退」と公言した通り、節目の日にあらためて変わらない決意を明かした。
「現役生活でやり残したことはないと思っているし、自分の中ではあと1年…だね。目標のないままダラダラとやるのは好きじゃないから。必死さ、泥臭さを見せたい」。
移籍後はプレーだけでなく、精神的支柱として低迷するチームを変えた。「俺が来た時は勝ち点6しかなかったからね」と名波。現に17試合で1勝3分け13敗だったクラブが、加入後は5勝6分け4敗と激変。影響力は大きい。
名波はこの日、西村GMに「俺がセレッソに来た意味を、ここ(川崎F戦)に集約します」と告げた。J1に残留するには入れ替え戦に回る16位を死守するしかない。自動降格圏の17位福岡とは勝ち点1差。川崎F戦に敗れれば一転して奈落の底に落とされる可能性もある。「サポーターのためにも残留への挑戦権は必ず得たい」(名波)。入れ替え戦を含め残り3試合。日本屈指の司令塔が、持てる力の全てをチームに注ぐ。【益子浩一】
[2006年11月29日10時17分 紙面から]
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