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秀才G大阪橋本、オシム日本の頭脳になる

日本代表候補に初選出されたMF橋本は笑顔で大阪に向かう(撮影・前岡正明)
日本代表候補に初選出されたMF橋本は笑顔で大阪に向かう(撮影・前岡正明)

 G大阪MF橋本英郎(27)が悲願の日本代表候補入りを果たした。15~19日の代表候補合宿メンバー28人が14日、発表され、橋本が初選出された。Jリーグでの活躍が評価され、昨秋のアジア杯予選でも予備登録された。稲本潤一(ガラタサライ)とG大阪下部組織時代からの同期で、天王寺高、大阪市立大を卒業した屈指のIQ選手。遅れてきた努力家が、オシム日本の中盤を支える。DF中沢佑二(28=横浜)は昨年のW杯ドイツ大会以来の復帰を果たし、FW矢野貴章(22)は新潟で初の代表入りとなった。

 宮崎・綾町キャンプ中の橋本に突然、朗報が届いた。この日は午前練習に参加し、午後はオフ。「本屋に行って(宿舎に)帰って寝ようと思ってました」。その矢先、チーム関係者から初の代表候補入りを知らされた。急きょ、宮崎空港から帰阪。15日集合の候補合宿に向け「まだ候補の段階。ちゃんと代表になれるようにしたい」と謙虚な言葉で決意表明した。

 遅咲きの努力家だ。G大阪ユースではMF稲本と同期で、98年練習生入団、99年にプロ契約。W杯2度出場など華やかな道を歩く同期とは対照的に、献身ボランチとして地道にキャリアを重ねてきた。昨秋はアジア杯予選で予備登録メンバー入りしたが、代表入りは実現せず。それでも「そんなに簡単なものじゃないですよ」と冷静だった。

 正味4日間の候補合宿では、難解なオシムサッカーを吸収する。「これから理解することが大事。ジェフ(千葉)の人に教わることが多いかもしれませんね」。大阪屈指の進学校・天王寺高出身。大阪市立大経済学部に通いながら、文武両道でプロの道を進んできた。自慢の頭脳は最大のアピールポイントだ。

 憧れの名将の指導に、胸は高鳴る。オシム監督が千葉で指揮を執っていた時代から「オシムの言葉」を読破した。「この人の下でサッカーをしたいと思うくらい感銘を受けた」と言う。「(合宿では)自分のスタイルを出せるようにしたい。他の選手といかにスムーズにできるかですね」。足元を見失わず、代表定着を狙う。  【北村泰彦】

[2007年2月15日9時1分 紙面から]

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