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G大阪橋本「イチロー走法」でアピールだ

- 代表合宿に出発するMF橋本(撮影・奥田泰也)
日本代表候補に初選出されたG大阪MF橋本英郎(27)が「イチロー走法」でサバイバルに勝つ。17日から代表合宿が本格スタートする。橋本は15日、G大阪勢と合宿地の千葉県内のホテルに到着。正代表入りへの切り札は、体の重心を一定に保って運動量を上げる新走法で、すでにイチロー(マリナーズ)が習得。橋本も4年目で完成の域に達しており、走力が求められるオシム日本で必要不可欠な存在となる。
27歳での初の代表候補入りから一夜明け、橋本は早くも動いていた。オフ返上で万博練習場を訪れ、汗を流した。約2時間、出陣の準備を整えると合宿地・千葉へ空路で入った。
「今回は新しい選手が多いから、いかにスムーズにチームに入っていけるか。自分を出せるかだと思う。うまく順応することが大事です」。
本格始動する16日は、いきなり練習試合が予定される。19日までの短期合宿で存在をアピールしなければならない。その切り札が「人とは違うところでカバーした」(橋本)という新走法で、メジャーで成功を収めたイチローが導入した特殊な走り方だ。
橋本は右肩脱臼で手術した03年オフから、体のバランスを修正するため、イチローが通った鳥取市内のスポーツジム「ワールドウイング」の短期合宿に参加してきた。4年連続の今年も1月22日から5日間、走り方や筋肉の使い方などを特訓した。
体の重心を一定に保つことで疲労を極限まで減らす。ひざを高く上げず、地をはうように進む。「ライオン走法」とも言われる。「体に負担が掛からなければ疲れもなく、素早い動きもできる」と橋本は説明。4年を費やしたことでほぼ完成の域に達した。
新走法に取り組んだ04年以降にG大阪で定位置を確保し、豊富な運動量はオシム監督の目に止まるまでになった。「ライオンに襲われた野ウサギが肉離れをしますか?」。知将の名言にも出てくる百獣の王。27歳の遅咲き男は、イチロー&ライオン走法を駆使してピッチを疾走すれば、正代表という獲物はもらったも同然だ。 【西尾雅治】
[2007年2月16日9時32分 紙面から]
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