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デカモリシ先制弾!初戦快勝/U20W杯
<U20W杯:日本3-1スコットランド>◇1日(日本時間2日)◇1次リーグ◇F組◇カナダ・ビクトリア
【ビクトリア=井上満夫】U-20(20歳以下)日本代表が、スコットランドとの初戦を3-1で快勝した。前半43分にFW森島康仁(19=C大阪)が先制点を決め、集団パフォーマンスでもチームを勢いに乗せた。後半12分にはMF梅崎司(20=大分)が勝負を決定づけるミドル弾。1度勢いに乗ると止まらないノリノリの「調子乗り世代」が、99年の「黄金世代」超えを目指す。次戦4日(日本時間5日)のコスタリカ戦に勝てば、3大会連続の決勝トーナメント進出が決まる。
待望の先制点だ。さあ、始めるぞ! 歓喜の抱擁など、このチームらしくもない。自分に駆け寄るイレブンを制して森島が“開演”の合図を出す。前夜、全員で練った秘中の秘、今はやりのダイエットエクササイズ「ビリーズブートキャンプ」のダンスパフォーマンス。そして間髪入れず三本の矢を射る広島FWウェズレイの「サンフレッチェポーズ」。チームのボルテージは最高潮に達した。
森島の今大会の背番号は「12」。「サポーター番号なので意識してます。常に苦しい時でも応援してくれてる人に、味方のために点を取らないと」。そんなポリシーを持つ森島らしい前半43分の先制ゴールだった。相手DFのクリアミスを必死に追う。相手GKのクリアにも「当たったらいいなぁ、って感じで」と体ごと飛び込むとボールはゴール前に転々。フリーのまま押し込んだ。派手なパフォーマンスの裏に隠された、森島らしい泥臭いゴールだった。
日本全体のために奪ったゴールでもあった。スタンド観戦した恩師、元滝川二高監督で現J1神戸普及育成事業本部長の黒田和生氏も「昔は点が入らなかったら人のせいにすることがあった。でも今は謝る。ほかを思う気持ちも出てきた」と心の成長を感じ取った。
そんな森島が発火点となったチームは、1度火がつくと止まらない。それがこの世代の特徴だ。95、97、05年大会にコーチとして参加した吉田監督は「今回は特に底抜けに明るい。調子に乗らせるとアルゼンチンやブラジルとも対等に張り合えるけど、ダメになると下の世代にも負ける」と話す。DF槙野は「まさに『調子乗り世代』です。もうこの勢いでいきます」と胸を張った。
目指すはFW高原、MF稲本らが成し遂げた99年の準優勝超え、ずばり世界一の座だ。MF柏木は「勢いに乗らないと実力が出ないヘンテコな世代。でも今日、やれると確信した。黄金世代を超えたい」と力を込めた。7月1日はカナダの建国記念日。同じ日に、日本にも森島を筆頭にヘンテコな男たちによる「調子乗り世代」が誕生した。
[2007年7月3日10時3分 紙面から]
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