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G大阪の救世主・寺田、北京五輪出場誓う

G大阪寺田は、逆転での北京五輪出場を誓った(撮影・奈島宏樹)
G大阪寺田は、逆転での北京五輪出場を誓った(撮影・奈島宏樹)

 G大阪MF寺田紳一(22)が22日、北京五輪出場とチームでの完全レギュラー定着を誓った。21日の甲府戦(万博)で2得点を決め救世主的存在となっているが、北京五輪出場を狙う反町ジャパンでは練習試合2試合に出場しただけで候補止まり。逆転での五輪出場も視野に入れ、まずはG大阪で誰もが認めるレギュラーを目指す。27日の清水戦(日本平)でも、どん欲に2戦連発を狙う。

 寺田が夢を現実にする。この日、回復メニューを終えた後「五輪は選ばれたらうれしい。家長や安田、ほかのみんなが頑張っている姿は励みになる」と北京への思いを口にした。

 G大阪下部組織では、北京五輪を狙うU-22日本代表MF家長の1年、DF安田の2年先輩だ。昨年9、10月とU-21代表合宿に参加。メンバーに定着できなかったが、後輩2人が日の丸をつける姿を見て「あいつらが通用するんなら、自分もやれる」と思い始めた。8月からアミノ酸入りのサプリメントを摂るなど体のケアに余念がない。陰の努力を西野監督にも認められ、G大阪で先発の座をつかみつつある。

 00年シドニー五輪に出場した大先輩の言葉を励みにしている。ザルツブルクDF宮本からファンを通じて「チン(寺田の愛称)へ、サッカー選手である限り競争はどこにでもあるもの」と書かれた色紙をプレゼントされた。「すごくうれしかった。家に飾っています」と照れくさそうに笑う。

 逆転での五輪出場は現実的には厳しいが、04年アテネ五輪の広島DF駒野のように、最終予選出場がなくても五輪メンバー入りした例もある。層の厚いG大阪で結果を残せば格好のアピール。逆転Vへ負けられない戦いの中、自分の仕事を全うして北京への道を切り開く。【奈島宏樹】

[2007年10月23日10時9分 紙面から]

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