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安田救った、同点弾演出/東アジア選手権
<東アジア選手権(男子):日本1-1北朝鮮>◇17日◇中国・重慶
日本代表に追加招集されたDF安田理大(20=G大阪)が、ド派手にA代表デビューを果たした。北朝鮮戦の後半20分から中盤の左で途中出場し、同24分に左サイドを突破。絶妙のクロスでFW前田の同点ヘッドを演出した。初戦は1-1の引き分けに終わったが、国際Aマッチ初出場の20歳が勝負強さを見せつけた。大会は4カ国の総当りで行われ、日本は20日に中国、23日に韓国と対戦し、初優勝を狙う。
激しいブーイングを楽しむ余裕さえあった。安田は後半20分にピッチに入ると、スタンドを見渡した。「すごいアウェーや。ワクワクする」。4分後、左サイドを仕掛けた。左足で絶妙のクロスを上げ、相手GKが弾いたボールを前田が頭で押し込んだ。代表デビュー戦でいきなり同点弾を演出した。
「持ち味は攻撃やしね。好きなポジションもFW。監督からも『仕掛けろ』って言われたし、点に絡んだろうと思ってた」。
本職の左サイドバック(SB)ではなく、中盤での起用だった。予兆は16日に岡田監督から「お前、SBやる前にはどこやってたんや?」と聞かれた。G大阪ユース時代は攻撃的な中盤が定位置だったため「前の方っす」と即答。水を得た魚のように右へ左へ、前線へと動き回って攻撃の起点を作った。
試合前にユニホームを渡された時、固い決意を抱いた。背番号は「5」。同じG大阪ユース出身で代表主将も務めた宮本恒靖(現ザルツブルク)が付けていた番号だ。「オレはツネさんみたいにイケメンキャラじゃないけど、あこがれてきた先輩の番号。恥ずかしいプレーはできん」。日の丸を背負って戦う気持ちは宮本と同じだった。
当初は所属のG大阪でパン・パシフィック選手権に出場し、MFベッカム所属のギャラクシーと対戦するはずだった。追加招集され急きょ初のA代表へ。「ベッカム対ミチカム(ベッカムをもじった安田の自称)は実現せんかったけど、A代表はあこがれやから」。目標はもちろん10年W杯南アフリカ大会。衝撃デビューで、安田がA代表の切り札になる。【益子浩一】
[2008年2月18日9時57分 紙面から]
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