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安田をFWテスト、攻撃陣の救世主に

- 左足で強烈なシュートを放つDF安田(撮影・蔦林史峰)
【重慶(中国)18日】日本代表のDF安田理大(20=G大阪)が“FW”になる。A代表デビューで値千金の同点を演出した北朝鮮戦から一夜明けたこの日、安田は実戦練習で1・5列目に入り、FWとしての適正をチェックされた。FW陣は高原、大久保ら主力が不在。前田も右ひざ負傷で19日に緊急帰国する非常事態となり、安田が20日の中国戦は最前線に近い位置で出場する可能性が高くなった。「ミチカム」こと浪速の新星が、手薄な攻撃陣の救世主に名乗りを上げた。
戸惑うどころか、突然の転向を安田は喜んだ。「オレ、FWが1番好きなんっすよ。できればFWがしたいって思ってた。得点感覚はないんですけどね」。中国戦に向けたこの日の実戦練習は、いつもの左サイドではなく、FW矢野とともに中央の攻撃的な位置に入った。
DFを交わして左足で思い切りのいいシュートを放つと、岡田監督が「いいぞ!」と思わず叫んだ。岡田ジャパンの救世主だ。FW陣は右ひざ痛で前田の緊急帰国が決定。高原、大久保、巻ら中心選手が不在の今大会で、FW登録は3選手しかいなく、台所事情はさらに苦しい。
17日の北朝鮮戦で代表デビューを果たした安田は、積極的な突破から同点弾を演出。日本の緊急事態を救うために、勢いのある「浪速の新星」が、中国戦の試合展開の中でFWに入る可能性も出てきた。
衝撃デビューを果たし、安田人気は現地でも急上昇中だ。練習後には中国人女性に囲まれサイン攻めにあった。北京にもファンがいることを伝え聞くと「北京ダックのあるとこやろ?」と安田節をさく裂。前夜は4歳上の姉さん女房から国際電話で「あんたと結婚して良かった~」とラブコールを受けたという。
「どのポジションでもやる。ミスを恐れずにやった方が自分のためになる。中途半端なプレーだけはしない」。最終ラインから前線へと位置が変わっても迷いはない。怖いもの知らずの20歳が、地元中国との戦いに挑む。【益子浩一】
[2008年2月19日9時52分 紙面から]
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