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G大阪6発!初代王者/パンパシフィック

優勝し表彰台で喜びを爆発させるG大阪イレブン(撮影・築山幸雄)
優勝し表彰台で喜びを爆発させるG大阪イレブン(撮影・築山幸雄)

<パンパシフィック選手権:G大阪6-1ヒューストン・ダイナモ>◇23日(日本時間24日)◇米ハワイ州アロハスタジアム◇決勝

 【ホノルル(米ハワイ州)=木村有三】G大阪が6発圧勝で、初代環太平洋王者に輝いた。昨季米MLS王者ヒューストン・ダイナモとの決勝で前半11分に先制されたが、FWバレー(26)が同14分に同点弾を決め、同26分に勝ち越しゴールを突き刺した。バレーは4得点と爆発し、FWルーカス、FW山崎も1点ずつ決めた。MF遠藤ら日本代表、U-23日本代表の計7人を欠きながら、ド派手な勝利で今季初タイトルを獲得。全7冠制覇へ、最高のスタートを切った。

 常夏のハワイで、G大阪が歓喜の雄たけびを響かせた。初代王座に就いて臨んだ表彰式。殊勲のバレーが満面の笑みで、腰を振りながらピッチ中央の表彰台に上がる。ゲーム主将のDF山口が優勝カップを高々と掲げ、喜びを爆発させた。「このメンバーでやれることを示せたのがうれしい」と山口。日本代表MF遠藤やU-23日本代表MF寺田ら主力7人を欠きながら、堂々の初Vだ。

 日本代表として挑んだ国際舞台で、攻撃サッカーを貫いた。「常にアグレッシブな姿勢でゴールを狙うサッカーを目指している。それが国際試合で出せたことが自分自身うれしい」。西野監督が充実感をにじませた。前半11分に昨季の米MLS王者に先制点を許したが、これで目が覚めた。3分後にバレーがスルーパスに抜け出して同点弾。さらに26分、バレーが勝ち越しゴールを突き刺して主導権を完全に握った。

 それでも攻撃の手を緩めない。バレーは後半にも2点を決め、計4得点の大爆発だ。昨季はJ1で20点を奪ったが「今年はその3倍くらいを期待したい」と西野監督から“60発指令”を出されるほど絶好調だ。ルーカス、山崎の移籍組も1点ずつ決め、攻撃陣に厚みが加わった。

 サッカーになじみの薄いハワイの観衆を魅了した。試合序盤はハワイ出身の英雄、米国代表FWブライアン・チンへの歓声が圧倒的に多かったが、次第にG大阪が支持を得た。特にバレーにボールが渡ると拍手が起こった。バレーは「第1回大会で優勝できてうれしい。これでモチベーションが高いまま日本に戻れる」と声を弾ませた。

 1回戦でベッカムを擁するロサンゼルス・ギャラクシーを破り、決勝で昨季の米MLS王者を撃破した。25日に帰国し、27日の練習から代表組もそろう。「融合して、また新しいチームをつくりたい」と西野監督。7冠獲得に向け、これ以上ない好発進になった。

[2008年2月25日10時4分 紙面から]

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